ものはためし

何事も実際にやってみなければわからない。いろんな物事をとにかく試します。

いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本

      2016/01/07

ウェブマーケティング界隈で、2015年に最も取り上げられた話題が「コンテンツマーケティング」でした(オウンドメディア含む)。顧客にとって価値があるコンテンツを提供することで顧客とのつながりを強化し、最終的には売り上げを伸ばすマーケティング手法です。
私もオウンドメディアには興味がありつつもマーケティングは素人なので、「いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り」を読んで勉強しました。

コンテンツマーケティングとは、読者にとって価値あるコンテンツの制作・発信をとおして見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることをめざす一連のマーケティング手法です。ポイントは「価値あるコンテンツを作る」こと、「顧客を育てる」こと、そして「ファン化する」の3つです。

「Lesson02 コンテンツマーケティングを理解しよう」より

マス広告の効果が薄れつつあったり、検索広告の費用が高騰したり、アクセス数が売り上げに結びつかなかったりと、これまでのマーケティング手法では、うまくいかないことが増えてきました。そこで、いっときの売り上げを追い求めるより、顧客一人一人の顧客生涯価値を重視する方向に、マーケティングの流れが変わってきました。
Googleの検索順位を決めるアルゴリズムが、コンテンツの内容を重視する方向に変化したことも、この流れを後押ししました。

キーワードの選定や配置に四苦八苦するだけの従来のSEOや検索広告に違和感を感じていた私にとって、この流れにはとても共感できます。

コンテンツで顧客とつながるといっても、ただブログを開設すれば良いというものではありません。きちんと戦略を立てつつ社内の体制も整え、しっかりとコンテンツを作っていく必要があります。ソーシャルメディアやメールマガジンも利用して、様々な角度から顧客を「ファン化する」活動を行います。その成果はすぐに現れるものではなく、じっくりと長期間にわたる活動となるでしょう。

本書を読んでいて思ったのは、本書で書かれている内容は個人ブログを育てていく際にも有用だ、ということ。閲覧者に有用なコンテンツを提供してファンになってもらう、という意味では個人ブログもコンテンツマーケティングと同じですね。
私はこのブログを育てていこうと思っているので、本書の内容をしっかりと頭に入れて、実践していこうと思います。

 - 書評