ものはためし

何事も実際にやってみなければわからない。いろんな物事をとにかく試します。

わたしが Drupal を選ぶのは「なんでもできる」から

   

以上。タイトルですべて書ききった。さてあと990文字くらいどうやって埋めようか…

好き勝手に機能を追加できるから「なんでもできる」

まあ「なんでもできる」というのは「拡張性が高い」ということです。Drupal 本体にはない機能であっても、拡張モジュールをインストールすることで後から機能を付け足すことができる。モジュールが見つからなければ自分で作ることもできる。

豊富すぎるモジュール

Drupal には、コミュニティの皆さんが開発したオープンソースの拡張モジュールが山ほどあって、およそない機能はない。インストールも簡単。モジュールの組み合わせと設定次第でどんなサイトだって作れます。

Drupal 8 は公開されてまだ間がないので、ひとつ前のバージョンである Drupal 7 に対応するモジュールの数を調べると…

module_numbers

11,581個もあります。

Drupal を使いこなすということは、無数にある拡張モジュールの中から目的にあった組み合わせを選んで、しっかり設定するということだと言えます。

独自のモジュールを作るのも簡単

もし仮に、どうしても欲しい機能の拡張モジュールが見つからなければ、オリジナルの拡張モジュールを作成することになります。Drupal には機能拡張用のインターフェースが整備されているので、少しプログラミングするだけで独自の拡張モジュールをが出来上がります。また、機能拡張用のインターフェースを使って、Drupal 本体や他の拡張モジュールの動作を変更することも可能です。

拡張モジュールの作成にはPHPのプログラミング知識が必要になるんですが、へっぽこプログラマーのわたしでも作成できるくらいなので、本職の方であれば何の問題もないはず。

モジュールの作成についてはなぜか(?)日本語の書籍が発売されています。Drupal 7 のもので、かつ初歩的な内容ですけど、とっかかりとしては十分です。

なんとかなるのがクセになる

無数にある拡張モジュールからベストな組み合わせをチョイスしたり、それらの設定を調整したり、オリジナルの拡張モジュールを作成したり。ひとつのことを実現するにもいろんなやり方があって、どれが正解というものではない。

悩みに悩みつつあれこれ試行錯誤して、自分が思い描いていた通りのウェブサイトが作れた時は快感!ですよ。まるでパズルや脱出ゲームを解いている感覚。だからハマるんです。

Drupal がすぐれている部分は他にもたくさんあって、それらも私が使い続ける理由ではあります。例えばセキュリティがしっかりしているとか、コミュニティの規模が大きいとか。しかしそれらをひっくるめたよりもずっと「なんでもできる」ことが魅力的なんです。

他の人におすすめする理由はまた別

ただ、なんでもできるといってもそれは作り手としての意見。自分自身が構築して運営するサイトであればそれでよいのですが、ウェブ制作会社としてクライアントに納品するサイトだと話は変わってきます。自分たちのやりたいことができるかどうか、クライアントにとってはそれだけが重要。

「なんでもできる」時点でクライアントの要望は満たしているわけです。しかし、クライアントに「それいいじゃん!」と言わせるためには、そこからさらに別の理由が必要。大人になって学びました。

私が Drupal を選ぶその他の理由がそのままクライアントに Drupal をおすすめする理由につながるのですが、それらは「わたしが Drupal おすすめする理由」として別の記事に書く予定です。

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