ものはためし

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理想のMac用キーボードを求めて

      2016/01/16

最近はMacを使用していて、この記事もMacbook Airで書いています。Macbook Airのキーボードはそれなりに打ちやすい。少なくとも、大半のWindowsノートより格段に打ちやすいと感じます。しかし、キーをタイプしていて快感を覚えるほどではない。

Windowsパソコンを使っていた頃は、Thinkpadや東プレのRealforceを使っていました。いずれも打ちやすさを高く評価されており、タイプしていて快感を覚えます。指先の気持ちよさが脳にまで伝わるんですね。

その快感に中毒となっていた私としては、Macbook Airのキーボードでは満足できないんですよ。だから快楽におぼれて死ぬまでタイプし続けるような、Mac用のキーボードを探してみました。

条件は英語配列・静電容量方式・Mac用

私がキーボードに求めるのは以下の3点です。

  • キー配列が標準的な英語配列
  • メカニカルスイッチではなく静電容量方式
  • Mac用であること

どれもそんなに特殊な条件ではありません。3つの条件をすべて満たすキーボードはすぐに見つかるでしょう。……そう思っていました。しかし……

ないっ(゚Д゚;)

3つの条件すべてを満たすキーボードは、少なくとも日本では発売されていませんでした。
3つの条件のいずれかをあきらめる必要があります。さて、どれにしようか……

キー配列が多少変態でもよいなら

一般的に販売されているキーボードはJIS配列(日本語配列)と呼ばれるもので、日本独自の配列です。しかし私は昔からアメリカで一般的なUS配列(英語配列)のキーボードを使ってきたため、JIS配列のキーボードを使うのには苦労します。
数字とアルファベットの配置は同じなので、ローマ字打ちだったら関係ないと思われるかもしれません。しかしクォーテーションだったりカッコといった記号の位置が全く違うので、通常の文章を打つだけでもかなり戸惑います。記号を多用するプログラムだったらなおさらです。だから英語配列であることは譲れません。

また日本語配列と英語配列の違いの他に、DeleteキーやShiftキーなどの位置が標準的なキーボードと異なっているものがあります。コンパクトなキーボードの場合によく見られます。そうした変態配列のキーボードに慣れてしまうと、これまた標準的なキーボードに戻ったときに困惑することになります。
ただ変態配列のキーボードであっても、その違いはUS配列とJIS配列ほどではありません。しばらく続けて使っていれば慣れます。だから英語配列は譲れないとしても、変態だけは受け入れることにします。

変態を受け入れたなら、他の点では条件をクリアしているのが「Happy Hacking Keyboard Professional2」です。キーボードにこだわっているプログラマーは、ほとんどこれを使っています。

メカニカルスイッチでもよいなら

静電容量方式とは、キーにある程度の力を加えたらスコッと抵抗がなくなってキーを押した状態になるもの。非常に静かにスココココッとタイピングすることができます。
対してメカニカルスイッチとは、キーの下にバネじかけとスプリングがあるもの。タイプするたびにカチカチと音がします。静音のものもありますが、それでも静電容量方式に比べると大きな音となります。

オフィスの雑音で打ち消されるだろうし、気になるならヘッドフォンをかぶればいい。ということで音を気にせず、メカニカルスイッチでよいとなれば「Truly Ergonomic Mechanical Keyboard」が候補にあがります。

このキーボードは、名前のとおり人間工学に基づいたデザインが特徴です。身体にとってなるべく自然な形でタイプできるように、キー配列も特殊になっています。私のように、キーボードを長時間にわたってタイプし続ける職業の方であれば気になるアイテムです。

TECK229S_01引用:ダイヤテック・オンラインショップ

Mac用でなくてもよいなら

市販されているキーボードのほとんどはWindows用です。
Mac用のキーボードとWindows用のキーボードでは、いくつかボタンが異なります。MacではOptionとなっているキーがWindowsではAltだったり、Windows用にはWindowsキーがありますがMac用にはもちろんありません。Windows用のキーボードをMacに挿しても基本的には使えるのですが、キー配列の違いを吸収するために設定を変更しなくてはいけません。

設定を変更しても、OSのバージョンアップで変更が元に戻ったりします。またMacを買い換えることもあります。そのたび、同じ設定変更を繰り返し行わなければなりません。
ただ逆に言うと、不都合はそれくらいです。それぞれ年に一回あるかないかでしょうか。だからその不便にだけ目をつぶれば、Windows用の豊富な選択肢から選べるようになります。

Windows用のキーボードでよいなら、候補はいくらでもあります。しかし私にとっては、以前使用していた「REALFORCE」より他に考えられません。

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