格安SIM(MVNO)のメリットとデメリットを情弱の妻に説明するためまとめてみた
2016/04/08
うちの妻は情弱です。
頭は悪くないんですけどね。ただ自分が興味を持っていること以外はまったく情報を得ようとしませんし、考えようともしません。めんどくさがるんですよ。
だから宝くじを買うし保険も大好き。もちろん格安SIM(MVNO)が何なのかも知りません。
そんな妻を説得するために格安SIM(MVNO)のメリット・デメリットをまとめてみました。
格安SIM(MVNO)のメリット
安い
これが最大のメリット。格安SIMというくらいですからね。
たとえば、DMM mobile の「高速データ通信プラン」は通話SIMの5GBで1,970円ですが、au の「カケホとデジラ」だとデータ定額5GBで5,000円です。倍以上も違う。
しかもこの au の料金はデータ定額の部分だけですからね。基本使用料だとかインターネット接続サービスだとかあわせるともっと差は広がるわけです。
契約期間の縛りがない
キャリアの場合は2年契約が基本で、そうしないとただでさえ高い携帯料金がさらにバカ高くなりますよね。で、その2年の間に解約しようとすると違約金でお金をとられる。身動き取れないようにする作戦です。
MVNOの格安SIMだと契約期間は1ヶ月単位のところがほとんど。だから他のMVNOに乗り換えたいと思ったらすぐに解約して新しい回線を契約できる。
端末を自由に変えられる
キャリアで契約した回線のSIMは、契約したスマホから引っこ抜いて他のスマホに挿して使う、なんてことができません。少なくとも建前上は。
実際にはできちゃうんですけどね。だけどそうして使っていて後からとんでもない金額を請求されても知らないよ、ということです。
格安SIM(MVNO)の場合はSIMロックフリーの端末であれば好きなだけ抜き差しできる。スマホを自由にとっかえひっかえできるわけです。
格安SIM(MVNO)のデメリット
場所と時間によって通信速度が不安定
MVNOの回線は、ドコモだったりソフトバンクといったキャリアの回線を間借りしてます。大阪の御堂筋でいったら6車線のうち端っこの1車線をMVNOの車が走っているようなものです。
回線そのものの品質はキャリアが提供しているものと同じなわけですが、間借りしている細い回線にMVNOの各社がひしめいているわけですから混雑して遅くなります。
通勤時間帯とかターミナル駅とかだとLTEなのに数百KBしか速度がでない、ということもあるようです。
通話料金が高い
まあ高いと言っても、キャリアの通話料もいろんな割り引きがなかったら同じくらいなわけですが。そのいろんな割り引きがキャリアは充実していますよね。
カケホーダイで通話し放題だったり、そうでなくても家族間での通話は無料だったり。
MVNOの格安SIMで安く通話することもできなくはないんですが、LINEとかの通話アプリをわざわざ使わなくちゃいけなかったりして面倒なんですよね。
こと通話料金に関して言えば、MVNOはキャリアに太刀打ちできません。
サポートを期待できない
サポート=人件費です。やっぱりこれが一番お金がかかる。
キャリアだったら電話でいろいろ質問したり、店頭でスタッフに設定してもらったりすることもできます。だけどMVNOじゃあそうはいかない。何かあったらまず自分で調べて自分で解決しなくちゃいけません。
逆にサポートを切り捨てているからこそ、MVNOは安く回線を提供できているんです。
どちらとも言えないもの
端末の多さ
SIMフリーのスマホをキャリアに持ち込んで契約することもできるので、キャリアとMVNOとでそんなに違わない。むしろキャリアのほうが端末の選択肢は多いとも言えます。
キャリアで販売されている端末を格安SIMで使おうと思ったら、白ロムと呼ばれているSIMロックされる前の端末をどこからか手に入れてくるか、もしくは数千円払ってキャリアの端末をSIMロック解除しなくちゃいけない。
キャリアメール
キャリアで回線を契約すると、そのキャリアのメールアドレス(au だったら ○○○○@ezweb.ne.jp)をもらえます。MVNOにはそれがない。
とはいえ gmail のアカウントがあれば問題なし。みんな持ってますよね?
メールアドレスが変わったことを連絡して回るのが面倒ですけど、一度だけのことですし。