【映画】2016年のアカデミー脚本賞ノミネート作品をチェック
2016/02/21
The Oscars 2016 | 88th Academy Awards
2016年のグラミー賞でメタル部門にノミネートされた楽曲をチェックした記事がなんかアクセスを集めているのに味をしめ、アカデミー賞でも同じことをします。
過去記事:グラミー賞発表前に2016年のヘヴィメタル部門ノミネート作品をチェック
わたしがチェックするのは脚本賞と脚色賞。今年に入って映画のシナリオ分析を始めているもので。作品賞や主演男優賞といった主要部門も気にはなりますけど、まあそこは他のサイトでも取り上げられるでしょうしね。
ちなみに、アカデミー賞の脚本賞はその映画用に書き起こされたオリジナルの脚本が対象。対して脚色賞は、舞台や小説なんかを映画化するために書かれた脚本が対象となっています。過去の映画とか海外作品のリメイクも脚色賞ですね。
ではまず今年のアカデミー賞脚本賞にノミネートされた映画をチェックしていきます。
ブリッジ・オブ・スパイ
スピルバーグ監督とトム・ハンクスのタッグは4度目。そうとう馬が合うんだな。日本でも公開されていましたが、評価は高いもののいまいちヒットしなかったようで。
Ex Machina
人工知能で感情をもったロボット(アンドロイド)をめぐる物語。『ブレード・ランナー』の現代的な解釈といえるかもしれません。残念ながら日本での公開はいまのところ予定されていないようです。
この作品で監督・脚本をつとめたアレックス・ガーランドはこれが監督デビュー作。それで監督賞にもノミネートされています。これまでレオナルド・ディカプリオが主演した『ザ・ビーチ』の原作小説を書いたり、ダニー・ボイルが監督した『28日後…』の脚本を書いたり、なんとも才能のかたまりのような人ですね。
インサイド・ヘッド
おなじみピクサー。長編アニメーション賞にもノミネートされています。ピクサー作品のなかでは『トイ・ストーリー3』と『ファインディング・ニモ』に次ぐ大ヒット。
スポットライト 世紀のスクープ
ピュリッツァー賞を受賞した実録を元にした映画。作品賞や監督賞などにもノミネートされています。日本では4月に公開予定。しかし日本だと作品賞でもとらないかぎりヒットしないだろうなあ。
ストレイト・アウタ・コンプトン
これもまた実話。おいおいどうしたハリウッド。『エクス・マキナ』はイギリスだし『インサイド・ヘッド』はピクサー。ハリウッドの実写ものはすべて実話がベース。たまたまかもしれませんが。