ものはためし

何事も実際にやってみなければわからない。いろんな物事をとにかく試します。

WIRED日本版の定期購読を申し込む画面がとても残念だった件

      2016/03/03

WIRED.jphttp://wired.jp/

「WIRED」って雑誌をご存知のかたは多いと思います。テクノロジーがメインではあるのですが、文学や音楽など、ありとあらゆる分野の最先端を紹介してくれている雑誌。1993年にアメリカで創刊され、翌1994年からは日本版も刊行されました。日本では一時期休刊していたのですが、2011年からまた刊行されています。

わたしは休刊前の日本語版が発行されだしたころからの読者。そのころはまだ高校生とかそのくらいなので、書かれている内容を理解できないところも多かった。それでも時代の先端に触れている気がしてワクワクしながら読んでいたものです。当時はインターネットがまだ普及していませんでしたしね。それにデザインがずば抜けてカッコ良かった!

だから新しいWIRED日本版が発行されてから毎号欠かさず購入しています。そんなWIRED日本版が次号から定期購読(年間購読)を始めるということなので、当然ながらわたしは申し込もうとウェブサイトにアクセスしたわけですよ。そして「定期購読」ボタンをクリックして表示されたページがこれです。

wired_capture_1

いやもうがっかりですよ。何ががっかりって、これはもう

デザインがEC-CUBEデフォルトそのまんま

なんです。

EC-CUBEというのは、オンラインショップを作るためのオープンソース・ソフトウェアのこと。ブログでいうところの WordPress のような感じ。そのEC-CUBEをインストールしたままのデザインが、上に上げたキャプチャと同じものです。

EC-CUBEのデザインそのものは古臭くはあるもののオンラインショップとしてはありきたりなよくあるデザイン。しかしビジュアル表現を重視しているはずのWIREDがそんなデザインでいいの? よくないよ。現に熱心な読者であるわたしがちょっと失望しました。

あと

コピーライトが2011年って……

つまりは2011年にウェブサイトを構築したということなんでしょう。コピーライトが2011年になっているEC-CUBEのバージョンは 2.11.x で、それから何度か重大な脆弱性が発見されていたりするのですが、大丈夫なんでしょうか? コピーライトの年数すら変えていないところを見ると大丈夫なようには思えません。

ページを見ると「受付・請求・納品業務を(株)日経BP読者サービスセンターが業務代行しております」とあるので、このウェブサイトは日経BP読者サービスセンターが運営しているものなんでしょう。だからWIRED(コンデナスト・ジャパン)だけが悪いというわけではない。ただ、そういうところに頼むのがどうなのかというだけ。

反面教師として勉強になりました

わたしが勤めている会社はウェブ制作会社で、まさにこのEC-CUBEを使ったオンラインショップの構築が大きなウェイトを占めています。だから、今回のWIREDの定期購読については、読者としてはがっかりしたのですがSIerとしてはとても参考になりました。

ユーザーはこういったところで不信感を抱くんだな、とか。デザインの統一は大事だな、とか。やっぱり

顧客目線は大事ですね。

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