ものはためし

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Drupal が日本で普及するのに日本語ドキュメントは不要

      2016/02/08

Drupal なかなか広まらないですね。

わたしが Drupal を使い始めたのが2006年ごろなので、もうかれこれ10年になります。あのころにくらべたら Drupal のことを耳にする機会は増えたものの、普及したとはとても言えないのが現状です。

どうしたら Drupal がもっと日本で広まるんでしょうね。

日本語ドキュメントが無いから普及しない…のか?

よく言われるのが、日本語ドキュメントが増えたら Drupal を使う人が増える、ということ。

Drupal の開発者 Dries Buytaert も、日本で普及するには日本語ドキュメントが必要だとブログに書いています。

最大の挑戦は、マーケティング・ツールおよび開発者向け文書双方の日本語版の欠如です。

Drupal Groups「日本におけるDrupalの考察:Dries Buytaert」より

だけどこれ、間違いですからね。

日本語ドキュメントが無いから普及しないんじゃなくて、

ドキュメントを読まないと使えないから普及しない。

これが本当のところです。

日本でウケるCMSはどれも簡単

日本で普及したCMSといえば古くは MovableType、最近だと WordPress、ネットショップだと EC-CUBE といったところです。

これらのCMSに共通するものは何か。それは

管理画面を見れば使い方がわかる

ということ。

管理画面を見ればどんな機能かだいたい予想できるし、そしてほぼその予想どおりに動作する。だから使いはじめるのにドキュメントを読む必要なんてないんです。

だけど Drupal は管理画面を見たところで操作方法はさっぱりわかりません。そこが決定的な違い。

高機能だけど操作説明書を読まないと使えない電子レンジと、機能はそこそこだけど何も読まなくてもすぐ使える電子レンジ。同じ値段でどちらが売れるかと言ったらおそらく後者でしょう。

ほんとうに必要なのはユーザーフレンドリーな管理画面

Drupal が日本で普及するために必要なのは、ユーザーフレンドリーな管理画面。

ぱっと見ただけで機能が想像できて、使い方がわかる。ドキュメントを読むのはもっと高度なことをしたいときやトラブルのときだけ。これです。

わたしは Drupal をもっと広めていきたいと思っているので、わかりやすい管理画面の作成をすすめていきますよ。

 

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