Drupal 6 のサイトが凶器になるまであと1ヶ月
もしもまだ Drupal 6 でサイトを動かしているなら、急いでバージョンアップさせましょう。でないとあなたのサイトが凶器になります。
Drupal 6 のサポート期限は残り1ヶ月
なぜなら、Drupal 6 のサポート期限がちょうど1ヶ月後の2月24日に終了するからなんです。
Drupal 6 end-of-life announcement @ Drupal.org
この日を過ぎると、Drupal 6 のサポートはなくなります。当然、バグやセキュリティホールがあっても修正されません。
するとどうなるか。
Drupal 6 で動作しているサイトが、クラッカーたちの格好の標的となります。
サイトの内容が書き換えられて、悪意のあるスクリプトが埋め込まれたりします。はたまたサイトに登録してあるユーザーの個人情報が盗まれたりします。
そうなると大変。とても多くの方々に迷惑をかけてしまいます。企業であれば信頼に傷がつく。復旧にも多くの時間と労力がかかってしまうことでしょう。最悪の場合は、サイトの閉鎖ということにもなりかねません。
Drupal 7/8 へのアップグレードを急げ!
そんなことにならないように、いまのうちに Drupal 6 のサイトを Drupal 7 もしくは Drupal 8 へアップグレードしましょう。
Drupal 公式サイトには、アップグレードの詳しい解説があります。
Upgrading from Drupal 6 or 7 to Drupal 8 @ Drupal.org
ただ、Drupal 8 はまだリリースして間もないので、実稼働させるサイトで使用するにはためらわれる、という方もおられるかもしれません。その場合は、いったん Drupal 7 へアップグレードしてはいかがでしょうか。
Upgrade from Drupal 6 to Drupal 7 @ Drupal.org
いずれにせよ、公式サイトで解説されているのは Drupal コアのアップグレードについてのみ。拡張モジュールについては個別の対応が必要です。
コアと同じアップグレードパスが用意されているモジュールもあれば用意されていないものもある。開発がストップして Drupal 7/8 に対応すらしていないモジュールもあります。だからひとつひとつ調査してテストする必要があるんですね。
かなりの手間にはなりますが、もしサイトが攻撃されたらと考えると、ここはがんばるしかありません。