自分の「認知特性」を知って得意分野を伸ばそう!キャリア選択の指針にも
2016/05/12
おなじものを見ていても、自分と他人では感じ方や考え方が違う。そんな経験ってありますよね? それは「認知特性」という、個人の性質によるものなのだそうです。
けんすう氏の note とイケダハヤト氏のツイートで知りました。
ぼくはこのテスト、「聴覚優位者・聴覚言語タイプ」でした。この認知特性の人はブログ向いているはず。「話すように書ける」ので。 https://t.co/BjaPmC9dAK
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年5月9日
おもしろそうなので、けんすう氏の記事で紹介されている「医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~ 光文社新書」をkindleでさっそく購入。
認知特性とは、神経心理学の分野ではよく使われる言葉です。ひと言でいうと、「外界からの情報を頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする方法」です。
同じことを聞いても、誰もが同じように理解するわけではありません。同じ結論を持っていても、同じように表現するわけでもありません。人にはそれぞれ生まれ持った思考や認知の好みがあるのです。(略)私は「認知特性」を意識し始めた頃から、家族はもちろん、親や友人、毎日外来に訪れる数多くの患者さんとご両親を観察するようになりました。そして、認知特性はさらに次の六つにわかれるという結論を得ました。
A 視覚優位
①写真のように二次元で思考するタイプ
②空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ
B 言語優位者
③文字や文章を映像化してから思考するタイプ
④文字や文章を図式化してから思考するタイプ
C 聴覚優位者
⑤文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ
⑥音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ(略)人はおのずと、自分の認知特性を活かした職を選んでいるものですが、さらに評価されるには、自分の得意な能力を発揮し、不得意な能力を補えるようにしなくてはなりません。
そういった「能力の伸ばし方」にも、認知特性のタイプごとに向き不向きがあるのです。それを見極めないと、自分に合わないムダな努力の仕方を選んでしまったりし、そもそも努力するモチベーションを保つこともできません。プロローグより
わたしは「視覚優位者・三次元映像タイプ」
この書籍には自分の認知特性を知るための診断がついています。もちろん、それを知るために購入したのでこれまたさっそく診断。
診断の結果、わたしは「視覚優位者・三次元映像タイプ」の認知特性が強いんだそうです。
視覚優位者・三次元映像タイプ
- 映像として物事を記憶する
- 人の顔を覚えるのが得意
- 道順は、図式や地図だけでなく、信号の数やポスト、店の看板を書き加えて説明する
- 歴史の本を読むとき、城や戦いの場面が浮かびやすい
- 昔の記憶を、順序よく時間を追うように説明できる
- 3歳以前の記憶があり、その記憶に自分自身は登場しない
- 「野菜をできるだけ多くあげよ」というときは、野菜の写真やスーパーマーケットの陳列棚をイメージしながら答える
うん、認知特性の種類を見た時点でそうじゃないかなとは思っていました。診断の結果をみても、他の認知特性とは段違いでしたしね。残念ながら3歳以前の記憶はありませんが、その他の特徴は当てはまります。人の顔は覚えていますが、名前は出てきません。
あと、「言語優位者・言語映像タイプ」の認知特性も強いんだそうです。
言語優位者・言語映像タイプ
- 言葉を見るのが得意
- 言語を映像化することも、映像を言語化することも得意
- 他人の何気ないひと言で、鮮明なイメージを抱くことがある
- 比喩表現が得意
- 「野菜をできるだけ多くあげよ」というときは、野菜の写真やスーパーマーケットの陳列棚をイメージしながら答える
どんだけ陳列棚好きやねん。
ふたつ以上の認知特性が強い人は、「頭がいい」と言われたり、何かに秀でているそうですよ。しかし、世の中にはすごい人がいっぱいいることを知っているので、自分ではごくごく平凡な才能だと思っています。げんにLINEクリエイターズスタンプもこのブログも……
「認知特性」はキャリア選択の指針になる
「認知特性」は感じ方や考え方の違いなのですが、それがいろんなことの得意/不得意につながります。ひいては仕事の向き/不向きにもつながる。不得意なことであくせく苦労するよりも、得意なことで楽しく仕事するほうがいいですよね。
まあ好き嫌いで仕事を選ぶことを否定しませんが、それでもうまくやっていくためには得意なことや不得意なことを知っておくのに越したことはありません。
kindleだと安いうえに20%ポイント還元なのでお得です。